5月2日(金) 父母学級(太陽組)
5月2日(金)午後7時から、太陽組保護者対象の父母学級が行われました。
今回は、子どもが朝起きて食事や身支度などを、スムーズに行うための講話会
「”朝力”をつけて自分でやる力を伸ばす!」をテーマに、各家庭での現状を伺い
ながら園長先生からのアドバイスがありました。
子どもが自分から早起きして、朝食をしっかり食べて、自分で身支度してくれたら
どんなに楽でしょう!でも、なかなかそういう風にはいきません。(>_<)
それには、下記のような要因があるようです。
●子どもが”のろのろ虫”になる4大要因!
✿ 大人のペースについていけない
子どもと大人のペースが違うので、大人の忙しそうな様子に圧倒されてしまい
ぼんやりしてしまう。かまってもらえないために、親の注意を引きたがる。
✿ 脳と体がスッキリ起きていない
夜更かしして睡眠不足だと、脳も体もしっかり休められていないので、朝から
元気に動けない。早寝、早起きのリズムができていない子どもに多い。
✿ 朝の準備がおもしろくない
洗顔や着替えなど、朝の支度は子どもにとってはおもしろくないものです。
また、自分でスムーズにできないもどかしさもあり、グズグズになりがち。
✿ 保育所や幼稚園に行きたくない
子どもにとっては、家が一番居心地の良い場所なので、朝はなんとなく、保育
所や幼稚園に行きたくないもの。家族と離れたくないという気持ちがある。
●「早く!」と言われるほど、子どもはエネルギーを消耗する
そもそも心も体も未発達な子どもは、いくら急き立てられても大人と同じよう
にはできません。早くできないことを叱られて、指示される、の繰り返しでは
子どもは朝だけでエネルギーを使い果たしてしまいます。逆に、親がすべてを
やってしまっても、子どもはいつまでも自立できず、親にとってはイライラが
募るばかりでしょう。(>_<)
●親子で気持ちの良い一日をスタートさせるには
「起床から登園までの段取りをきちんと決めて、子どもが自分でできることを
少しずつ増やしていくこと」
朝は、起床、着替え、洗顔、食事など、生きていく基本となる生活習慣が集約
されている時間です。つまり、朝の準備をスムーズにこなせるようになれば、
親子の朝時間にゆとりができるとともに、子ども自身が自立に大きく近づける
でしょう。
●朝の時間を利用して、子どもの自立の力を伸ばす方法\(^o^)/
✿ せかさずに「一緒にやろう!」と誘う
大人だって、頭ごなしに「早く!」と言われると腹が立つものです。
子どもも同じく「早く!」とせかされると、わざとゆっくり行動したくなる
ようです。そこで「一緒にやろう!」「よーい、ドン!」などと楽しい気分
で誘ってみてはいかがでしょうか?
✿ お手伝いを頼む
子どもにはもともと、素直な思いやりの心があります。
朝の支度で大変な時には、子どもにできるお手伝いをお願いしてみましょう。
大切なのは「お手伝いしてくれて、本当に助かったよ!」と伝えること。
親に自分の頑張りを認めてもらえると、子どもは嬉しくなり、その気持ちが
やがて他者を思いやる心を培っていきます。
✿ 無理強いしない
歯磨きや着替えなどをとことん嫌がる時期があります。
そういう時に、親も意地になって格闘すると、どんどん嫌なものへのこだわ
りが強くなることもあります。「一緒にやろう!」と誘ったり、時には口を
ゆすぐだけでOKとするのも良し。また、服を脱いだ後にグズる時は「寒く
なったら着るだろう」としばらく見守ってみるのも、自立を促す一歩です。
✿ しっかり褒める
人間はバラエティーに富んでいるのが当たり前!できることのレベルにも
個人差が多いものです。つい高いレベルを要求してしまうのが親心ですが
「できたことを見つけて、褒めてあげる」を意識することが大事。できた
ことには大げさなくらい拍手喝采して「すごいね!」と褒めてあげましょ
う!(*^_^*)
✿「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんでしょ」と言い過ぎない
下のきょうだいがいる場合、幼い子の方に手が掛かるので、どうしても上
の子に「もう聞き分けられるはず」と思ってしまうものです。特に忙しい
朝は、上の子の話に耳を傾けられず、上の子がだだをこねる場面も多いも
のです。赤ちゃんは身の回りの世話をすれば育ちます。心の成長には「愛
されている」という実感できる経験がとても大切です。