6月13日(金) 太陽組第2回父母学級

 

6月13日(金)午後7時から、太陽組の第2回父母学級が行われました。

今回は、お父さんお母さん方に加え、子ども達も一緒に参加しました!(*^_^*)

今日のテーマは「鉛筆の正しい持ち方」です!

 

 

●鉛筆を正しく持ちましょう!(*^。^*)

 

 鉛筆を正しく持って書ける子どもは小学生で1割

程度しかいないという研究結果があるそうです。

正しく持つことで学習の効率もアップします。自己

流の持ち方を身につけてしまってから直すのでは大

変です。文字を練習する前には、正しい鉛筆の持ち

方をしっかりと教えましょう!

 

 

●字は書けるけど・・・

 

 小学校入学時には、自分の名前を言ったり、靴箱やロッカーに貼られた自分の名前を

読みとったりできるだけで充分ですが、最近ではすでに幼稚園でひらがな全てを覚えて

きて、書くことができる子どももいます。そんな子どもは、自信たっぷりで授業を受け

ています。しかし、よく見ると、鉛筆の持ち方は自己流(>_<) また集中力も持続しま

せん。なぜなら、おかしな鉛筆の持ち方をしているため疲れやすいのです。

 

 

 

●正しく持てない子どもが増えている

 

 鉛筆の持ち方と、箸の持ち方は多くの共通点があります。そのため、箸を正しく持て

ない子どもは、鉛筆も正しく持てない場合が多く、また反対に、鉛筆を正しく持てない

子どもは、箸も正しく持つことができないのです。近年どちらも増えています。

 

 

 

●正しく持つことで、長時間書くことができる

 

 鉛筆の持ち方が正しくなくても字を書ければ問題ない、という考え方は間違いです。

基本の形とは、その動作をするために最も効率の良い形なのです。正しく持つことで

手や指さきに無駄な力がかからず、長い時間でも書くことができます。また、筆圧を

調整しやすくなるので、細かいところまできちんと書くこともできます。

 

 

 

子育てのポイント

 

 ●まず正しい持ち方を教える

 

  いったん身についてしまった自己流の持ち方を後から直すことは大変です。

  文字を教える時には、まず正しい鉛筆の持ち方をしっかり教えてください!

 

 

 

 ●親が正しい持ち方のモデルになる

 

  そのためには、まず親自身が鉛筆を正しく持てているかを確認しましょう。

  子どもは直接教えられなくても見ているだけで身につけることがあるからです。

 

 

 

 ●簡単な図形から練習する

 

   正しい持ち方を身につけると自体は難しいことではありません。しかし、自己

  流の持ち方をしていた子どもが、正しい持ち方ですぐに文字の練習に入ることは

  大変です。正しい持ち方に慣れていないため、うまく力が入らず、形が複雑な文

  字を書くことは難しいからです。練習は直線、曲線、円など、簡単な図形を書く

  ことからはじめ、徐々に文字の練習に進めていきましょう。

 

 

 

 ●字を読めることが自信につながる

 

   就学前に字を読めることは、新しい環境に入っていく前の子どもにとっては、

  大きな自信になります。できるだけ、字に対する抵抗をなくしておいてやるこ

  とが大切です。

 

 

 

 ●「カルタとり」遊びで楽しく文字に接する  

 

   字を教えようと大人が構えることは、子どもにとっては逆効果です。遊びの

  中で自然に読めるようになっていくよう、工夫しましょう。例えば「カルタと

  り」。最初は絵を見ながらカルタとりをします。子どもが好きな絵のカルタを

  選びましょう。繰り返し遊んでいく中で、子どもは最初の「音」に気をつける

  ようになります。こうなってきたら、読み手が「ゆうたの『ゆ』!」と読み方

  をかえるのです。子どもは絵で探していたのが、文字に着目しはじめます。

  この時、子どもの発達段階に合わせてカードの数を減らしても良いと思います。

  また、カードをあいうえお順に並べて遊んだり、好きな食べ物を言って、その

  字を探したりしながら親子で遊ぶのもよいでしょう。

 

 

 

 ●自分の名前のひらがなを探す

 

   自分の名前をひらがなで読めるようになったら、そのひらがなを身の周りで

  探させてみましょう。あちこちの看板を声に出して読めるようになり、子ども

      自身の楽しみも広がります。また、漢字にも興味を持つようになったら「漢字

  だからまだ読めなくていい」と言わず、自分の名前の漢字も書いてやると良い

  でしょう。子どもの「知りたい」という気持ちを潰さないようにしましょう。

 

 

 

 ●名字と名前があることを教える

 

   園で欠席をとるとき、少なくとも年長児クラスでは、名字で呼びましょう。

  そして、子どもに名字のあることを意識させていきます。自分の名前の姓名

  がしっかりわかるようになると「さとう」と「さいとう」のように、ひらが

  なで書くと似ている名字があることや、同じ名前を持つ人もいることに気づ

  くことができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 ●自分の名前をひらがなで書く

 

  文字が読めるようになると「字を書きたい」と自然に

  思うようになります。その中で、まず「自分の名前を

  書ける」ようにしましょう!(*^_^*)

 

●小学校での文字指導

 

  小学校へ入学後、実際のひらがなの文字指導が始まるのは、5月頃からです。

 しかし、正しい持ち方を練習するために、ジグザグや曲線をなぞったりするプリ

 ントや、好きな絵を描いた時の画用紙には、どうしても自分の名前を書くことに

 なるのです。もちろん、まだ文字指導がはじまる前ですから、正しくきれいに書

 くことは必要ないのです。ただ、それが自分のものという目印になるわけです。

 

 

 

●ひらがなを練習する園もある

 

  ここ最近では、だいたいの子どもがある程度の数のひらがなを書けるようになっ

 て入学してきます。園によっては、年長クラスになるとワークブックなどを使った

 ひらがなの練習が、カリキュラムに入っているようです。ひらがなを書く練習をす

 ることで、一年生になるという自覚を促すような目的もあるのでしょう。ただ、ひ

 らがなの練習といっても、実際は鉛筆を使うことに慣れる程度で、一人ひとりにき

 ちんとした文字の形を指導している園は少ないと思います。

 

 

 

●小学校ではひらがなの正しい形と書き順を意識する

 

  小学校では、五十音のひらがなの中から、「し」や「い」など画数が少なく簡単

 なものから順に指導し、正しい書き順と形を意識させていきます。「知ってる!」

 「書ける!」という子どももいますが「もう一度正しく覚えようね、かっこよく書

 けるようになろうね!」などと励ましながら指導します。

 

 

 

●意外な落とし穴

 

  ひらがなの学習は、ひらがなを書ける子ども達にとっては新鮮味のないもののよ

 うです。しかし、就学前の子どもにひらがなを書かせることには、意外な落とし穴

 があるのです。それは「鉛筆の持ち方」です。

 「ひらがなは全部書けるよ」と、胸を張っている子ども達の中には「どうしてその

 持ち方で字を書けるのか・・・」と思うくらい不思議な持ち方をしている子どもも

 います。一度ついてしまった癖はなかなか直らないので、入学後、鉛筆の持ち方で

 苦労している子どももいます。「何事も最初が肝心」といいますが、鉛筆を使いは

 じめるときには、きちんとした指導が必要です。

 

 

 

子育てのポイント

 

●名字と名前の間を1マスあけてなぞり書き

 

  子どもに名前を書かせる時、はじめは親が正しく子どもの名前を書いてやり、そ

 の上から字をなぞり書きさせます。このとき、姓と名を意識させるため、名字と名

 前の間を少しあけましょう。

 

 

 

●筆順をしっかり教える

 

  ポイントは、筆順を正しく教えることです。子どもの様子に合わせ、一文字ずつ

 でも良いのです。筆順を分かりやすくするために、一画目は赤、二画目は青、三画

 目は緑など、色分けした字をなぞらせるのも良いでしょう。「書き順はどうでも、

 とにかく形になれば良い」というのだけはやめましょう。最初が肝心なのです。

 筆順を覚えたら、今度は点線の文字を書いてやり、それをなぞらせます。

 

 

 

●形の良い字は入学してから

 

  就学前までに、正しい鉛筆の持ち方を身につけ、筆順が分かり、なんとか字の形

 になっていたら充分です。五十音が全て書けなくてもよいのです。最低でも自分の

 名前が書ければ、自分の持ち物に名前をかけるのですから!小学校でも、形のよい

 字にするのに一年間かけていくのです。焦って、子どもが字を書くことに自信をな

 くしてしまうことのないようにしてください。

 

 

 

 

 

子どもの自立を促すための子育てアドバイス(*^_^*)

 

 

 ●自分のことは少しずつ自分でさせるようにする!

 

  自主性の発達に遅れがあり、学校へ行きたがらない子ど

もは、何をするにも、すぐ母親を頼りがちです。まず身の

回りの整理整頓など、基本的生活習慣を身につけさせたり、

食事の準備や片付けなどのお手伝いをさせたりして、いろ

いろな生活体験をさせながら、自分のことは自分でできる

子どもに育てていきます。もちろん、それまでなんでも一

緒だったのが、いきなり母親から突き放されてしまっては、

子どもも混乱してしまいます。はじめは傍で見守りながら、

少しずつ一人でできるようにしていきましょう。

 

 

 

 

 ●放任・過干渉にならないために・・・

 

 子どもには、なるべく早く自立して欲しいと思うの

が親心ですが、当然子どもはなんでもはじめから上手

にできるわけではありません。子どもが頑張って、自

分でやろうとしている時には、その様子を見守ること

が大切です。そして、どうしてもできなくて、いよい

よ子どもが助けを求めてき時には、少しだけ手助けし

てください。あまり上手くできなくても、自分でやっ

たときには、それを認め、褒めてください。「最後ま

で自分でやった」という達成感が子どもの自立を促す

からです。