8月18日(月) 石川浄水場見学 (学童クラブ)

 

8月18日(月)学童クラブの皆で、うるま市石川東恩納にある沖縄県企業局石川浄水場

を見学に行ってきました。石川浄水場は、企業局の現在ある浄水場の中では一番新しく、

処理能力165,600㎥/日だそうです。最近は、水源の水質が悪くなってきており、それに

対応できるよう通常の浄水処理よりも高度な水処理が必要になっているとのことで、

処理、活性炭処理の工程を加えた高度処理施設を現在建設中だそうです。

 

午前9時30分 石川浄水場に到着です。

本日、見学を担当して下さる2名の職員の方にあいさつです!「よろしくお願いします!」

まず最初は、映像を見ながら、水道の水ができるまでの工程や石川浄水場の給水地域、

また、水道の水はどこからどうやって運ばれてくるのかなどの説明がありました。

Q 水道の水はどこからやってくるの?

 私達は水道の蛇口をひねるだけで、きれいな水を自由に使うことができます。

 その水は沖縄本島の中部や北部の川やダムから、大きな導水管で浄水場に運ばれ、

 きれいにされた後、送水ポンプで調整池に送られ、そこから私達の学校や会社、

 それぞれの家に届けられるそうです。

 

 

Q 水道の水ができるまで!

 ①原水調整池

  ダムや川、久志浄水場からの水(原水)を一時的に溜めておく池。

   

 ②着水井

  原水調整池に溜められた原水を浄水場へ取り入れて水量を調整します。

  急速混和池(凝集剤を加えた原水をかくはん機で素早く混ぜます。)

   

 ③フロック形成池

  原水をゆっくりとかき混ぜフロック(砂や土などと凝集剤がくっついた

  かたまり)を徐々に大きくします。

  沈殿池(大きくなったフロックを沈めます。)

   

 ④ろ過池

  沈殿池で取れなかった細かいフロックをアンスラサイトや砂の層でろ過

  してきれいにします。

   

 ⑤中間ポンプ

 ⑥オゾン接触池

 ⑦粒状活性炭吸着池

 ⑧高速ろ過池

 ※⑤~⑧は現在建設中だそうです。

   

 ⑨浄水池

  きれいになった水を塩素で消毒して溜めておきます。

  送水ポンプ(浄水池に溜めた浄水をポンプで調整池へ送ります。)

   

 ⑩調整池

  ここから皆さんの住んでいる町に水が送られます。

 

Q 一日に使う水の量は?

 私達が一日に使う水の量は、平均すると約340リットル(平成21年度調べ)

 だそうです。使い道は、炊事23.2%、洗濯25.6%、トイレ20.0%、お風呂・

 洗面24.8%、その他6.4% だそうです。

 

 

途上国では、飲み水を手に入れるために、遠くの川や池まで毎日何度も水汲みに

いく生活を送る家庭が少なくありません。また、世界では、約9億人(世界人口

の約1割)が、安全な飲料水を継続して利用することができないそうです。     

   

 

 

大切な水のために私達ができること

私達の家庭からの生活排水は水源を汚染しています。

例えば、米のとぎ汁を1L流した時、600L(600倍)

の水で薄めないと魚が住める水質にはなりません。

牛乳は1万5000倍、てんぷら油は20万倍の水が必要

になるそうです。そのためにも、食器や鍋等のひどい

汚れや油は、紙等で拭いてから洗うように心がけまし

ょう。

 

 

水について学んだ後は、管理棟の中にある中央監視室を見学させていただきました。

この部屋ではコンピュータを使い、水質・水量・ポンプ・弁など、浄水場全体の監視

操作をされているそうです。

次は、いよいよ浄水場内の見学です。まずは、フロック形成池から順に見せていただ

ました。水が段々ときれいになっていく様子が、よく分かりました!(*^_^*)

見学が終わったら、3年生以上の皆さんには、今日の感想を述べてもらいました。

最後は、今日担当して下さった職員の方にお礼のあいさつをして帰ります。

今日はお忙しい中、石川浄水場の中を案内してくださり、本当にありがとうございました。

水の大切さを学ぶ良い機会となりました!(*^_^*)

ーおまけー

石川浄水場から園に帰ってくる途中、東恩納調整池と山城調整池も見て帰ってきました。