11月17日(日) 子育て講話会
11月17日(日)うるま市の勝連シビックセンター(中ホール)において、うるま市子どもを
育む会主催の子育て公開セミナーが開催されました。講師に沖縄県認可外保育ネットワーク
前会長の宮城茂光氏とラジオ沖縄のモーニングセミナーでおなじみのメンタルアナライザー
宮内一郎氏のお二人をお迎えし、より良い子育てについてのお話がありました。
午後1時30分
公開セミナーのはじまりです。本日の司会はやまびこ幼児園の園長先生です。
第1部は沖縄県認可外保育ネットワーク前会長の宮城茂光先生による
「保育園のこれから~誰にでも自由に保育園を選べる時代へ~」です。
これまでの保育園とこれからの保育園と題し、沖縄県内の認可外保育園の現状やこれまでの
活動のあゆみ等、詳しく話してくださいました。
●全国の保育児童数の95%が認可園児童であるのに対し、沖縄県は半数以上が認可外を利用
している状況であり、県内の保育行政の遅れを指摘。
●認可外園の認可化促進について「沖縄県内には、地域に根差し信頼されている認可外園が
たくさんある。親も助かり保育士の雇用も増え、園の収入も安定し『一石三鳥』にもなる」
とのこと。
●認可園になっても「同じように子ども達を預かる仕事であり、補助を受けている、受けて
いないで壁を作らず、認可と認可外を結びながら勉強することはたくさんあるはず」との
ことでした。
講演の後は、質疑応答が行われました。
会場の方の質問にも丁寧にわかりやすく、お答えくださいました。
第2部は心療メンタルアナライザーの宮内一郎先生による
「子育ての不安が解消し自信がつく『プロの親』セミナー」です。
●人間の性格は乳幼児期に出来上がる?!
脳科学において人間は生まれた時の性格の形成度は20%程度という立証があるそうです。
残りの80%は後天的養育環境である親の刷り込み(育て方)で出来ると考えられているそ
うです。
●ボトム教育で性格を育てる?!
ボトム教育とは性格が形成される乳幼児期にその子らしさ(生まれ持った性格)を伸ばし
自信力を付けるという意味だそうです。
0歳から始めて6歳で子育てが終わる子育方、イチロウ式『ヒューマンフォスター』は
二つの柱と五原則で育てるそうです。
【第一の柱とは】「わがままの抑制」
トレーニングで3歳には完了し、それ以降の子育てが楽になり、不必要な
叱咤叱責が減り親子が良い関係となることで、一層子育ての浸透性が高ま
るそうです。わがままの最大要因は、NO=YES つまり、ダメと言ってお
きながら結局許す、与えるといった親の行動にあるそうです。
【第二の柱とは】「自己回復力を育てる」
幼児が転んでケガをすることなどは日常茶飯事です。ボトム教育期間は、
この様なときでも、すぐに駆け寄って抱き起こさずに、まず自力で起き上
がらせるトレーニングをすることが大切だそうです。なぜならば精神力、
肉体的に弱い時に、それを跳ね除ける強靭な精神力と自己回復力を育てて
いるからだそうです。
【子育ての五原則とは】原則1:自立自活力
原則2:創造力
原則3:人間交流力
原則4:自己発言力
原則5:やりたい事と出来ること
最後は、沖縄の皆さんに向けてのメッセージが込められた歌「世界へ翼くウチナンチュー」
を、素晴らしいギター演奏にのせて歌ってくださいました!(*^_^*)