6月1日(土) ぬちしぬじガマ探検
6月1日(土)やまびこ響学童クラブの皆で、うるま市石川にある「命しぬじガマ(ぬち
しぬじがま)」洞窟探検に行ってきました。
命しぬじガマの由来は、昔、今帰仁の戦いで敗れた王子が泉湧くガマに隠れていました。
そこへ、洗濯に来た女性にご飯を恵まれ、命をつなぐことができました。その後、二人は
結婚し、後に伊波城主になったそうです。それ以来、この自然壕を「命しぬじガマ(ぬち
=命、しぬじ=凌いだ、ガマ=洞窟)」と呼ぶようになったそうです。
命しぬじガマの全長は約200メートル。戦時中、ガマの中では直接戦闘による犠牲者は
一人もなく、壕の中では男女の赤ちゃんが産まれる等、約300名の人命が救われた縁起
の良いガマとして知られているそうです。二度も命が救われたガマとして、また沖縄でも
めずらしいといわれる赤い鍾乳石が見られること等からパワースポットとして訪れる方も
多いそうです!(*^_^*)
午前9時 ぬちしぬじガマの管理事務所前に参加者全員集合です。
本日ガイドを務めてくださる ぬちしぬじガマ保存会 代表 池原政安さんより、ぬちしぬじ
ガマの由来や洞窟探検で守ってほしいルール等の説明がありました。
説明の後は、いよいよ出発です!一人一つずつ懐中電灯を持ってガマに向かいます。
ガマに行く途中の道路脇にある二枚貝の化石などを見せていただきました。
遥か昔の地殻変動で地盤(海の底)が隆起したのではないか!?と考えられているそうです。
管理事務所から歩いて2~3分で、ぬちしぬじガマの入口に到着しました!
さぁ、いよいよガマに入ります!!ガイドさんの指示に従って進んで行きます!
ガマに入ったらすぐのところに、拝所がありました。現在でも時々、地域の方が拝みに
いらっしゃるそうです。また、入口からすぐ右手にはお酒(泡盛)が貯蔵されていまし
た。ガマの中は、夏は涼しく、冬は暖かく、湿度も安定していてお酒の貯蔵には最適な
場所だそうです!(*^_^*)
入口付近の見学が終わったら、いよいよ中に進んでいきます。ガマの中は、照明設備等は
一切なく、手に持った懐中電灯の明かりだけを頼りに進んでいきます。入口付近はかなり
狭く、頭上にある鍾乳石にも気を配りながら進んでいきます。(^^ゞ 途中、湧水が川に
なって流れている所が数ヶ所ありました。皆、ズボンを膝まで上げてザブザブ濡れながら
歩いて行きました!!
入口から約10分くらいで、洞窟のほぼ中央付近に到着しました!!ここで、ガイドさん
から、ガマの中にある鍾乳石の話や、戦争当時、このガマの中で過ごした人々の様子など
のお話がありました。当時の様子を再現するために、全員一斉に懐中電灯の明かりを消し
て、真っ暗になったガマの中の空間を体験しました。その後は、しばしの休憩です。
幻想的な洞窟の中で、皆で記念撮影を行いました!(*^_^*)
しばしの休憩の後、再度出発です!出口までの通路脇には、いろんな名前の鍾乳石が見ら
れました。ライオンを横から見た姿の「ライオン岩」、触れると黄金に恵まれる「黄金岩」
触れると金運が高まる「キラキラ石」、触れると頭が良くなる「脳ミソ岩」など、他にも
いろんな形をした鍾乳石がたくさん見られました!(*^_^*)
しばらく進むと、自然光が見えてきました!!ゴールも間近です!!\(^o^)/
皆、無事に到着!!
最後に、ガイドの池原さんからは「命の大切さ、自然も人間も共存していくこと、そして
相手を思いやる気持ちが大切で、その思いを絶やさないで生活していくことが平和に繋が
る」といったお話がありました。
洞窟探検も無事終わり、管理事務所に帰ってきました。最後は、3~4年生に一人ずつ
今日の感想を述べてもらいました。皆、心に残る貴重な体験になったようです。
ぬちしぬじガマ保存会 代表 池原様へ
本日は、ぬちしぬじガマ洞窟探検のガイドを務めていただきありがとうございました。
沖縄の歴史に触れ、また、自然の偉大さを実感する一日となりました。縁起の良いガマ
を訪れ、鍾乳石の放つ幸運のパワーをたくさんいただいた気がします!(*^_^*)
本当にありがとうございました。
保護者の皆様へ
本日は、子ども達と一緒に洞窟探検にご参加いただき、子ども達の安全を見守ってくだ
さり本当にありがとうございました。おかげさまで無事に洞窟探検を終えることができ
ました。皆さま方のご協力に感謝申し上げます。
ーおまけー
ぬちしぬじガマ保存会 代表 池原様から「ぬちしぬじガマ」のパンフレットをいただいて
きました。皆様方も、訪れてみてはいかがでしょうか!?